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パチスロにおける5号機とは

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鉄火場の様に熱かった4号機時代は新たな時代5号機時代へと移り変わります。
高純増AT機、ストック機に脳みそを焼かれたスロッター達は、次々と登場する5号機に絶望し、一人またひとりホールから去っていったのでした。
しかし、パチスロ史において5号機時代は終わってみれば4号機時代に近い熱い時代であったという事が言えます。
この記事ではパチスロ5号機時代がどの様な変遷を辿っていったのかという歴史と、主な機種について紹介していきたいと思います。

5号機前半時代

最後の4号機世代が活躍する2005年から、本格的に5号機はホールに登場し始めます。
初代5号機のパチスロとして「新世紀エヴァンゲリオン」が登場し、4号機とは比較にならないコイン持ちという点をセールスポイントにしていた訳ですが、やはり4号機の高い射幸性に頭を焼かれたスロッターには、中々受け入れ難かった、という方が多かった様です。
4号機時代の名機を通して、スロット=爆裂機というイメージが強かった為、仕方がない反応なのかなと思いますが、個人的にはそう悪い機種でも無かった印象です。

また設定1と6しか存在しない、2段階設定の機種「デビルマン」も登場したりと、新たなパチスロの時代を模索する動きが多かったのが5号機前半の時代の雰囲気と言えます。
その後5号機初のAT機「ゴルゴ13」や、「ボンバーマンビクトリー」に代表する「リプパン方式」が登場し、やや出玉感に期待が持てるような兆しが出始め、少しずつ5号機にも光が差し込み初めてきました。

4号機完全撤去-本格的な5号機時代への突入

4号機完全撤去
2007年9月にホールを彩っていた4号機が遂に完全に撤去されることになります。
熱い時代を知っているスロッターの多くは一抹の寂しさを感じながら、新たな時代を受け入れ始めるのでした。

この時、5号機時代の救世主とも言える「アイムジャグラー」が登場し、その後5号機が終焉した6号機以降のパチスロシーンをもけん引する存在となっています。
Aタイプの「アイムジャグラー」と共に、「シェイク2」、「新世紀エヴァンゲリオンーまごころを君に」(通称:まご君)が登場したり、時代はART全盛時代に突入し、「戦国無双」などのART機などの、その後の5号機時代の命運を分ける名機達が登場し、少しずつパチスロ界隈は活気を取り戻していきます。

規制緩和された2008年からの明るい展開

2008年遊戯規則の緩和が行われ、今は演出に欠かせないフリーズ演出などが出現するようになりました。
出玉の規制は変わらずだったのですが、その規制の間隙を突いたARTシステムで出玉を増やしていくART機が全盛期を迎える年となります。
バイオハザードリメイクをモチーフにした、4リールの珍しさも相まってヒットした「バイオハザード」、「キン肉マン」が登場し、翌年2009年には名機と名高い「エウレカセブン」、初代の「緑ドン」がリリース、そして通常時からARTに突入するシステムの元になった「忍魂」が登場し、「ART」という概念がスロット界全体に定着していきます。

ボーナス+ARTの名機が続々登場した2010年

5号機時代の一つの完成形とも言えるボーナス+ART機の名機が2010年に続々登場します。
その最も有名なものとして「新鬼武者」が挙げられます。
「新鬼武者」はロデオが手掛けたボーナス+ART機の名機として有名です。
基本的なスペックとして、ボーナスはBIG(平均獲得枚数204枚)、REG(平均獲得枚数60枚)の2種類。
そして搭載されたARTは「蒼剣ラッシュ」で、1セット50ゲーム+αの継続率管理タイプ、1ゲームあたりの純増1.4枚でしたが、継続率が50%~89%であった為、ボーナスが引けない時間が長く続いても、ARTさえ継続できれば多くの出玉が期待できるスペックでした。

この時代何より熱い要素としては「ゲーム数」の上乗せでしょう。
ボーナスを引くより100ゲーム以上のARTの上乗せ、いわゆる3桁乗せがこの頃のパチスロシーンの中で熱い要素だった様に思います。
レア小役で300ゲームを上乗せした時の終わらない感、イケイケ感は当時のスロッターの脳に強く焼き付いた事でしょう。
この「新鬼武者」以外にも、「ギラギラ爺サマー」、「緑ドンviva」などのART機はが登場し、4号機時代にも似た熱気が少しずつパチスロシーンに戻ってきました。

高純増ART機の台頭-5号機黄金期に突入

2011年以降は高純増ART機が台頭し、5号機の黄金時代へと入っていきます。
この時代は「押忍番長2」、「モンキーターン」をはじめとする、高純増ART機が続々と登場して、一撃万枚などを現実的に目指すことができる環境が整ってきました。
2012年になると「プレミアムデビルフリーズ」で有名な「鉄拳デビルバージョン」や「バイオハザード5」などのより射幸性の高いARTが登場、Aタイプも「秘宝伝クレア」などの名機が登場し、ますますパチスロシーンは賑わいを見せます。

そして2013年頃からは高純増AT機が出現し始めます。
多くのパチスロユーザーを魅了した「北斗の拳-転生の章」がその代表格として挙げられますが、他にも「エウレカセブン2」などの人気機種もホールを賑わせていました。
この頃になると2万枚も目指せる爆発力を持つ台もチラホラみられる様になります。
また「まどスロ」で有名なパチスロ、初代「魔法少女まどかマギカ」も、機体の見た目に反した高純増ARTタイプの高い射幸性を持った爆裂機として名を馳せた点も忘れることはできません。

アクセルAT機時代の興隆

2014年以降は、高純増のアクセルAT機が続々と登場します。
アクセルATというのは簡単に言えば、減るボーナスを利用して、低ベースかつ爆発力が凄いというタイプのパチスロです。
5号機後半を彩った「バジリスク絆」、「アナザーゴッドハーデスー奪われたZEUS」、「サラリーマン番長」などの高純増AT機が出現、また「沖ドキ」もこの年のリリースとなります。

翌年2015年には5号機終焉までホールで稼働していた「ミリオンゴッドー神々の凱旋」も出現し、5号機全盛期を彩りました。
この時期に出現した機種は、4号機の一部を除いた爆裂機と比較しても遜色ない爆発力を秘めており、3万枚オーバーの記録も確認されています。
しかし、その爆発力がゆえに、ついに規制がかかってしまいます。

5・5号機から5・9号機の登場-そして終焉を迎えた5号機時代

終焉を迎えた5号機時代
2016年以降は5・5号機の登場により、爆発力にかなり規制がかかってしまい、一撃万枚も中々難しい段階的な規制が入ることになり、スロット界の勢いに徐々に陰りが見え始めます。
5・5号機では「魔法少女まどかマギカ2」、「聖闘士星矢-海皇覚醒」などのART機が奮闘しており、上手くいけば一撃万枚の可能性がある爆発力を持っており、人気を博していました。
また、Aタイプの傑作である「ハナビ」、「バーサス」などが登場し、規制がかかる中でもスロッター魂に響く素晴らしい台が多くリリースされていきました。

しかし、その後有利区間1500ゲームという更に規制がかかった5・9号機が登場、2017年9月以降は新規設置は5・9号機のみとなってしまい、スロット界の暗雲が更に色濃くなっていきます。
ただ5・9号機では設定1でも機械割103%という恐るべき還元率を誇る「ディスクアップ」が登場し、技術介入の側面を完璧にこなすことが出来れば、理論上勝ち続けることができる素晴らしい台も出現しました。
ただ、機械割の高さからホールも中々使い辛く、パチスロ業界、ホールの救世主とはなりませんでした。

そして遂に2018年には6号機初の「HEY!鏡」が登場、翌年2019年は「アナザーゴッドハーデス」、「サラリーマン番長」が設置期限を迎え、2022年には延期に延期を重ねた「ミリオンゴッドー神々の凱旋」も期限切れとなり、5号機時代は完全に終焉を迎えたのです。

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