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パチスロ暗黒期?6号機の歴史と現状について

  • パチンコTips

2018年10月より新基準機である6号機が登場しました。
経緯をたどると2016年まで遡る訳ですが、この頃国内にカジノ法案とも呼ばれた「IR推進法」という法律が制定されています。

この法案を議論するにあたり、ギャンブルにまつわる各種問題や課題が議論されました。
多重債務問題、自殺問題などはその主な問題の一つという訳ですが、やはりギャンブルには依存症がつきもので、そこから発生する各種問題というものは切っては切れない関係であると判断されるに至りました。
そこで、風営法の改正が行われ、パチスロ機については出玉を2/3程度にするという方向性で進められていくことになります。

そもそもパチンコ・パチスロは法律上ギャンブルとはされていないので、ギャンブルの抑制の対象にパチンコ・パチスロが入るという事はナンセンスだという意見もありますが、実質、未だに国内最大規模のギャンブルであることは明白なので、仕方がない様に思います。

絶望のスペックダウンー規制の中身

絶望のスペックダウンー規制の中身
6号機導入がニュースで賑わせていた頃、まだホールには5号機が存在していました。

当時はバジリスク絆、ミリオンゴッド凱旋、ハーデス、モンスターハンター月下雷鳴、まどか☆マギカ1・2などの高射幸機が5号機時代最後の活躍をしていましたが、遂に6号機の話が出てきた頃は、折角復活してきたパチスロ熱が止んでしまい、また暗黒期に突入するのではないか、等、様々な懸念がされていました。

ただし一方で、これまでの何度も行われてきた規制を乗り越えてきたパチスロ業界なら、きっと乗り越えていけるという明るい展望もありましたが、徐々に6号機の輪郭が明確になるにつれて、今度こそもう駄目かも知れないという声も多く聞こえるようになってきました。

6号機にてスペックダウンした大きな点

6号機では、5号機と比較して射幸性を大幅に抑制されています。
その主な遊戯規則について書いていきたいと思いますが、まずはボーナス1回あたりの最大払い出し枚数300枚に抑制された点が挙げられます。

5号機時代は480枚の払い出しでしたので、かなり大きな規制である事がお分かりいただけると思います。
この規制は主にノーマルタイプと呼ばれる、ボーナスの払い戻しで出玉を増やしていくタイプのスタンダードなパチスロに大きな影響を与え、5号機時代を救ったと言われているジャグラーシリーズやアクロス系のパチスロ等に大きな影響を与えています。

その他に規定回転数内における出玉率も抑制されています。
5号機時代が400ゲームにおける出玉率が0%~300%までという割合だった点に対して、6号機では33%から220%という割合になっています。
また6000ゲームだと5号機が0%~150%に対し、6号機は50%~126%、17500ゲームだと5号機が55%~120%に対して、6号機は60%~115%となっており、上限の部分が大きく抑制されている点が分かります。

検定に通過する為には、テスト遊戯内の結果がこの割合の範囲内で収まらないといけない為、どうしても出玉率を抑制しなければいけなくなります。
ですが、下限が引きあがっている為、1000円あたりのコイン持ちは良い機種になりやすい傾向にあり、機種によってですが、50枚のコインで50回転前後回せるという高ベース機が多く誕生しやすい規則であると言えます。

また1つの有利区間内における出玉の上限が2400枚になってしまいました。
これにより一撃万枚が実質不可能という夢も希望もない仕様となってしまった点は、多くのユーザーがパチスロを卒業する大きなきっかけになってしまいました。
どんなにレアなフリーズを引いても2400枚上限なら、もうパチスロ辞めよう…と思われても仕方がないと思います。

6号機初期の模範解答?リゼロの登場

大人気アニメをモチーフにした、パチスロ「Re:ゼロから始める異世界生活」は6号機初期の模範解答の一つと言われています。
この機種のウリは、純増8・0枚という爆速ATで、「白鯨攻略戦」と呼ばれるCZをクリアする事により突入し、設定1でも1300枚というかなりの出玉を獲得できる爆発力から、6号機初期における人気機種として、ほんの僅かながらパチスロ界に明るい兆しを与えました。

しかし、基本的に天井到達からのCZへ突入が殆どである為、内部モードが通常Aが約777ゲーム、通常Bが約555ゲーム、通常Cが約456ゲームとある程度深いゲーム数なので、ある程度の投資は覚悟しなければいけません。
長く回して白鯨にあっさり負けた時の切ない気持ちは、簡単に癒えるものではありませんが、アニメの名台詞の一つである「絶望に抗え」の通り、また懲りずに投資を重ねていく中毒ユーザーも少なくありませんでした。
他の6号機である、人気コンテンツである、バジリスク絆2、北斗の拳-天昇もある程度稼働し、氷河期とも言える6号機時代の希望として活躍していました。

6・1号機のペナルティ緩和からゲーム性に幅が出来る様に


もうスロットの時代は終わったなあ、なんて言葉が本気でパチスロ界の中で飛び交っていましたが、若干ですが規制の緩和が行われます。

一つはペナルティの緩和で、これにより1000円あたりのベースが30ゲームから40ゲーム程度の機種をつくる事が可能となり、初当たり確率の上昇から、短時間で高い出玉を獲得することができる爆発力ある台を作ることができるようになったのです。

また疑似遊戯が緩和され、0ゲーム連、レア役連打が可能になったり、演出上での演出りーつが可能になったりと、ゲーム性にも幅が出る様になりました。
その代表機種として、政宗3、KING黄門ちゃま、等が挙げられます。

有利区間の上限が3000ゲームへと変更された6.2号機

2021年5月より登場した6.2号機ではそれまで1500ゲームに制限されていた有利区間の上限が3000ゲームへと変更されました。
これにより、出玉獲得までのシナリオをより幅広く設計することができ、5号機AT時代の純増3枚前後のAT機が開発されることになり、代表機種としては「うしおととら-雷槍一閃」、「押忍!番長ZERO」などが挙げられます。

<2h>6.4号機の緩和

2021年11月から登場した6.4号機では、有利区間ランプの点灯が任意になりました。
点灯している方が面白いか、していない方が面白いか、これはそのパチスロの機種によりますので、そのあたりのゲーム性にやや幅が持たせることができる様になりました。

6号機時代最も明るい緩和-6・5号機の出玉の差枚方式への転換

・5号機の出玉の差枚方式への転換
さて、絶望的な状況から大きく抜け出すことができない6号機時代でしたが、ここで大きな転換を迎えます。

2022年1月より始まった6.5号機時代は下記の様な大きな緩和が行われました。
それは有利区間獲得枚数がこれまで最大2400枚だったのが、差枚で2400枚と緩和されました。
これにより、それまで投資した枚数+2400枚まで一つの有利区間で獲得できるようになったのです。

例えばそのATを獲得するまでに消費したコインが2000枚だとすると、4400枚獲得することができるという計算になりますので、より一撃の夢を膨らませることができるようになったのです。
また有利区間のゲーム数も3000ゲームから4000ゲームへと引き上げられましたので、出玉放出のストーリーをより幅広く演出することが出来る様になりました。
その他コンプリート機能というものも搭載され、一日の最大獲得枚数が19000枚に到達すると、その台は見事打ち止めという事になり、当日の再稼働は不可となり、設定変更にて翌日以降解除となる訳です。

その後6.5号機時代にコインレスのスマスロが登場し、有利区間が撤廃されました。
一撃万枚の報告もチラホラと出ており、4号機、5号機時代の香りが少しずつするようになってきており、終わりを思えたパチスロの新時代が今幕を開けようとしている、そんな予感がする今のパチスロシーンではないかと思います。

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