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【麻雀団体紹介】麻雀団体「RMU」について
- 麻雀Tips
麻雀団体の一つであるRMUは、2007年6月と比較的近年に設立された競技麻雀を推進するプロ団体として知られています。
RMUは「Real Mahjong Unit」の略とされており、「真の麻雀プロを作る」という理念を現わしています。
土田浩翔、阿部孝則、多井隆晴、河野高志、古久根英孝という名だたるプロが集結し設立、そして同団体の理念実現に向けて、現在まで活動を続けていますが、設立から約3年後に中心メンバーであった土田と古久根が離脱したことにより、運営方針が当初とは少しずつ変化しています。
団体設立の際の趣意
麻雀愛好家が日本に多くなってきている傍ら、麻雀競技者の社会的地位、経済的環境が良くなっていかない現状を憂い、その状況を打破するために日々活動を続けています。
主に、競技麻雀の認知の拡大、競技麻雀愛好者の拡大、またタイトル戦の賞金も含めた運営面における経済問題を打破するため、賞金を提供するスポンサーの拡大、麻雀の実力と共に社会的に尊敬される品格を兼ね揃えたプロ雀士の育成、これらの目標を達成する為に、RMUは立ち上げられました。
主な所属雀士
RMUではプロライセンスを取得した雀士にランクを与えています。
トップランクであるSSS級にはじまり、SS級、S級、A級、B級と区分けしており、トップのSSS級は2024年現在1名のみ、SS級は5名と、選ばれし実力者のみがそこに籍を置くことができます。
ここではトップクラスの雀士数名にスポットライト当てていきたいと思います。
SSS級
1.多井隆晴
多井隆晴はRMU唯一のSSS級に所属している、団体最強の雀士として知られています。
「最速最強」、「麻雀星人」などの異名で呼ばれており、RMUリーグ覇者に与えられる令昭位を1期、3期、6期、8期、11期に獲得していたり、トッププロの祭典であるMリーグにおいても2018年には個人スコア1位、Mリーグ4着回避率1位、Mリーグ2022年においてはチーム優勝を果たしています。
また麻雀最強戦2020年では最強位を獲得するなど、まさにSSS級に恥じない実力を兼ね揃えています。
その実力は幼少期から鍛え上げられたもので、5歳には麻雀のルールを覚え、10歳時には牌効率をほぼ全てマスターしていたという末恐ろしい実力を示していた様です。
麻雀で鍛え上げられた結果なのか、高卒で証券会社に入社を果たして、順風満帆な人生を歩んでいた矢先、20歳時に転機が訪れます。
その頃見学したプロ雀士の試合がとても刺激的で、それがきっかけとなりプロ入りを決意し、その3年後1995年、23歳にして日本プロ麻雀連盟のプロテストに合格を果たしました。
第12期生としてのプロデビューでしたが、当初は証券会社で働きながらの両立した活動を行っていました。
しかし、バブル終焉の到来と共に、近未来において麻雀が社会的に拡大して注目されるようになると予見すると共に、その時代のトップになる事を決意し、26歳時には証券会社を退社して、プロ雀士一本で歩んでいくことを決意しました。
1997年に新人王を獲得し、日本プロ麻雀連盟のトップリーグであるA1リーグには2003年に昇級するというスピード出世を果たして、同連盟におけるキャリアを積み上げていましたが、2006年に退会し、現在のRMUの創設に尽力し、2007年から代表へ就任して、現在に至ります。
麻雀界における最強雀士の1人として数えられる屈指の実力者と言えます。
SS級
ここではSS級の雀士を紹介します。
RMUにおけるSS級は5名存在しており、SSS級の多井に匹敵する実力者揃いとなっています。
⒈ 松ヶ瀬隆弥
プロ入会は2009年と比較的浅いですが、令昭位の9期を獲得している実力者です。
「繊細なる巨砲」という異名を持っており、2021年からはMリーグのドラフトも受けています。
元々は料理人で(株)モンテローザの店長などの役で活躍していましたが、2009年に退社してプロの雀士になる決意をして、片っ端からプロテストを受けていたら、RMUの代表である多井隆晴にその実力を見出され、面接の翌日のリーグ戦に参加し合格を勝ち取りました。
同団体の当時における最高リーグであるR1リーグに3年で上り詰めて、まさかのクライマックスリーグを優勝するという快挙を果たし、B級ライセンスを取得。
その後順調にキャリアを積み上げ、2018年にA級、2022年にはSS級ライセンス保持者として現在に至っています。
2.谷井茂文
2004年から最高位日本プロ麻雀協会からプロキャリアをスタートするも、思う様に成績を残せず2007年にRMUに移籍し、2010年にはR1リーグを優勝し、RMUリーグ(現在の令昭位戦Aリーグ)に昇格し、スプリントファイナル優勝、2012年には初のRMUリーグ優勝、その後も2018年、2024年にリーグ優勝を果たし、SS級に相応しい実力を内外に示しています。
3.阿部孝則
RMUの立ち上げメンバーの1人として数えられている。
かつて日本プロ麻雀連盟に所属して、鳳凰戦を2002年から三連覇を果たすなど、当初から高い実力を示していました。
2006年に同連盟を脱退し、現在に至ります。
「寡黙な王者」という異名でも知られており、オーソドックスなスタイルで着実にポイントを獲得していくスタイルで、多くのタイトルを獲得したRMUを代表する実力者の1人と言えます。
4.河野高志
RMU設立に尽力した1人として数えられており、かつては日本プロ麻雀連盟に所属して、十段戦三連覇、麻雀マスターズ連覇などの快挙を達成している実力者です。
RMU所属後も、RMUクラウンを連覇するなど、その力を内外に示しています。
雀風としては門前重視で、攻めにウェイトを置いたプレイスタイルで知られており、そのスタイルから異名は「ストリートファイター」と言われています。
5.楢原和人
RMUに所属する前は第10期アマ最高位戦を優勝するなど、麻雀界ではそれなりに名が知られていましたが、2015年にRMU入会後、Aリーグ初参戦にして初優勝、第14期の令昭位を戴冠したことで「怪物」という異名で呼ばれるようになりました。
攻めの姿勢で知られており、YouTubeでも楢原に関するプレー動画が多く露出するなど、近年人気が急上昇している雀士の1人として知られています。
その実力は他のSS級所属の雀士に勝るとも劣らず、今後の活躍に大きな期待が持てる雀士と言えるでしょう。