麻雀散歩

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入門者・初心者向け!麻雀のゲームの流れや基礎的な用語を徹底解説

  • 麻雀Beginner

麻雀はアジア圏を中心に浸透していて、日本ではプロリーグが存在するほど人気のゲームです。
話題になることが多い一方で、麻雀に触れたことがない人や興味を持ったばかりの初心者はゲームのルール、流れなどもわからないことが多くなります。
大まかな流れを掴めば、多少知識が追いつかなくてもゲームの観戦や、ネット麻雀などを楽しめるようになるため、基本的流れや用語を解説していきます。

麻雀は4人順番に牌を引いて役を作るか牌を引き切って勝敗を争うゲーム

麻雀は4人で勝敗を争うゲーム
麻雀は牌(ハイ)と呼ばれる四角い駒を使って遊んでいきます。
牌にはそれぞれ絵柄や数字が刻まれていて、組み合わせて役を作っていきます。
一番初めに役を作ってあがる人が出るか、場の山にある牌をルール上必要な14枚を残して引き切ったら1局の終了です。
後は4人で一番最初に牌を引く親を決め、親を交代しながら局を繰り返し、全てのプレイヤーが指定の回数をこなしたら試合が終了します。

中国では麻雀は4人のプレイヤーが4回ずつ親を務め、基本16局を打つ一荘戦(イーチャンセン)が主流です。
一荘戦はどうしてもゲーム時間が長くなってしまうため、日本ではその半分基本8局を打つ半荘(ハンチャン)が定着しました。
基本16局、基本8局となっているのは、特定の条件が重なると局数が増えたり、減ったりする場合があるためです。
詳しくは後述しますが、全ての局が終わったら合計点を計算し、順位が決まるのが麻雀です。

基本的な麻雀の流れ

麻雀で最初にやることは、座る席を決めることです。
これは最初に牌を引く親が決まった後に、どこに座っているかで親が回ってくる順番に影響するからです。
また、最初に牌を引く親と、そのほかのプレイヤーである子(コ)では、役が出来た時の配点にも影響が出ます。
親と子では狙いたいあがり方、他のプレイヤーにあがられたときのリスクが異なるため、戦術にも影響が出てくるのです。

席が決まったら、プレイヤー全員で裏返して絵柄が分からない牌をかき混ぜて、どの牌がどこにあるかわからない状態にします。
麻雀では洗牌(シーパイ)と呼びまれますが、トランプなどのカードゲームで行われるシャッフルと同じ行為です。

麻雀は34種各4枚、合計136枚の牌を使って遊びます。
それぞれのプレイヤーの前に34牌を上下2列になるように揃え、決められた場所と順番で親が14枚、子が13枚になるように牌を引いてゲームスタートです。
麻雀店ではイカサマ防止などを含めて自動で牌をかき混ぜ、配るまでを行ってくる全自動麻雀卓が普及しており、ネット麻雀やアプリ等では自動で席や親まで決まるため意識されない部分でもあります。

親は役を作るのに不要な牌を1牌捨て、反時計回りに各プレイヤーが山場から牌を引き、不要な牌を捨てていくことになります。
14牌で役を作れたら上がりで、山場の牌を引き切るまで誰も役を作れなかったら1局が終了し、親が交代することになります。
ただし、親が最初に上がった場合は連荘(レンチャン)と呼ばれる、同じ親が続けて局を打つ状態になります。

また、あと1牌で役が出来る状態になっていることを聴牌(テンパイ)と呼び、山場の牌を引き切った後に親のみが聴牌状態であるなど、一定の条件を満たすと親が変わらずもう1局打つことになります。
麻雀で終了までの局数が変わる場合があるのは、連続で親が続き、局数が増える可能性があるからです。
麻雀は、それぞれのプレイヤーが最初に決めた親の回数をこなせば終了となりますが、持ち点がマイナスになったプレイヤーが出た時点で終了となるルールが採用される場合もあります。

麻雀は最初に25,000点ずつが配られ点数を奪い合うゲームで、マイナスになったら勝負がついたとみられるからです。
全ての局を打ち終わるか、持ち点がマイナスになったプレイヤーが出た時点でそれぞれのプレイヤーの持ち点を計算し、持ち点が高い人順に順位が決まります。
持ち点がマイナスになっても続けるルールもありますが、ネット麻雀やアプリなどではあまり採用されないのがポイントです。

麻雀の基本用語を覚えることも大切になる

麻雀の基本用語を覚えることも大切になる

麻雀はそれぞれ山場から牌を引き、役を作っていくことにあります。
ただし、専門用語が多く、牌を引く順番が変わるルールなどもあるため、それぞれの用語と関連ルールを覚えていくことも重要です。

席順の名称

まず、親が座る席のことを東家(トンチャ)と呼び、反時計回りに南家(ナンチャ)、西家(シーチャ)、北家(ペーチャ)と座る席で呼び方が決められています。
太陽は東から上り、昼は南に、夕方は西に、夜は北を回って東に戻っていくため、麻雀も太陽の動きを真似するようにそれぞれの手順と親の順番が回っていく仕組みです。
自分以外のプレイヤーを他家(ターチャ)、左手を上家(カミチャ)、対面を(トイチャ)、右手を下家(シモチャ)とも呼びます。

上がりについて

麻雀は14牌で役を完成させた時にあがりとなりますが、他家が捨てた牌を拾ってあがることを栄和(ロンホー)略して「ロン」と呼び、自分で引いた牌で上がることを自摸和(ツモホー)略して「ツモ」と呼びます。
ロンの場合は牌を捨てた人から出来た役に合わせた点数を奪い、ツモの場合は他のプレイヤーからそれぞれ点数を奪って自分の点数にすることが出来るのがポイントです。
また、誰かが役を作ってあがることを和了(ホーラ)と呼びます。

「鳴き」について

麻雀は他家の捨て牌がロンなどのゲーム終了に繋がる可能性があるため、捨てる牌を慎重に選ぶ必要があります。
他にも、他家の捨てた牌を使って役を作る行為に、ポン、チー、カンがありますが、日本の常用漢字が使われないためカタカナ表記になるのが一般的です。

『ポン』は同じ牌が3つ揃う時に宣言でき、捨て牌を拾って自分の役作りに使うことができます。
3枚同じ札が牌を揃うことを刻子(コーツ)と呼び、牌の数字が3つ順番に並んだ状態を順子(ジュンツ)と呼びます。
刻子と順子を4セットと、同じ牌2種を揃えるのが初心者にもわかりやすい役作りの方法です。

『チー』は上家(自分の左手のプレイヤー)の捨て牌で順子が出来るときのみ宣言できます。

『カン』は同じ牌が手元に3つあり、4つ目の牌が捨てられた時のみ宣言が可能です。

ポン、チー、カンをする行為をまとめて「鳴き」「鳴く」と呼びます。
鳴いた後は牌を一つ捨てる(カンの場合は山場から牌を一枚補充してから捨てる)必要があり、プレイヤーが牌を引く順番が変わるケースがあります。
ただし、鳴いてしまうと作れない役も存在するため、鳴いて早めに役を揃えるのか、鳴かずに高い役を狙うのかも駆け引きの要素になっているのです。
鳴いて作った刻子や順子は表にして場に置かなければいけないため、どのような役を作っているか読まれる恐れがあるというリスクもあり、麻雀のゲーム性に深みを与えています。

特別なルールや専門用語は多いが一般的にはあまり使わないものも多い

麻雀の基本的な流れや基本的な用語を覚えてしまえば、観戦やネット麻雀などを楽しめるようになります。
麻雀は中国から渡ってきたため専門用語も多くなりますが、最初から全てを覚える必要はありません。
麻雀卓も自動化された機能付きの物が増え、アプリなどのゲームの普及で知らなくても問題がない用語も多数存在するからです。
興味がわいてきたら少しずつ覚えていくのがおすすめで、アプリなどで覚えたから知らない用語や役があるという人も珍しくありません。
調べて覚えるかも人によって違い、気軽に麻雀を楽しめる位の知識で遊んでいる人も多いのです。

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