麻雀散歩

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麻雀は地域によって違う?日本と海外の違いはどのようなものがあるのか

  • 麻雀Beginner

麻雀は中国で発祥し、アメリカや日本を始め世界へ普及しました。
一定のルールが確立され普及したものの、実は各国によって麻雀も異なる部分があるのも事実で、日本と海外の違いも存在しています。
そこで今回は、麻雀における日本と海外の違いについて、どのようなものがあるのかを解説しましょう。

日本と海外の違い:主にアメリカ・中国との違いに注目

麻雀は全世界に普及しているものの、特にアメリカと中国、そして日本で盛んに対局が行われています。
もちろん台湾や韓国などでも普及しており決して軽視できるものではありません。
しかし、アメリカ麻雀、中国麻雀、そして日本麻雀はそれぞれかなり違う点が多いため、別々に理解して対局することが重要です。
次の項目では日本と海外の違いとして中国麻雀と日本麻雀の違いについて解説します。

日本と海外の違い:中国麻雀との違い

中国麻雀との違い
中国麻雀は、麻雀の発祥の地ということで、全ての麻雀のオリジナルとも言えます。
そのことを現地でも十分に認知しており、中国麻雀はルールを政府が認定して国際公式ルールという形で普及を行っているのが特徴です。
このように国家を挙げて麻雀を保護している中国麻雀は、日本の麻雀との違いとして次の点が挙げられます。

1:ドラなし

ドラとは、1枚ごとにアガリの点数が高くなる特殊な牌を言います。
日本では昭和時代にルール化されましたが、本来存在するルールではありません。
そのため、オリジナルの中国ルールではドラのルールは適用されないようになっています。

2:フリテンなし

中国麻雀ではフリテンもありません。
フリテンとは、プレイヤーの手がテンパイ状態なのに他のプレイヤーの捨て牌によってアガリを宣言する「ロン」ができない状態を言います。
日本と海外の違いとして日本では間違いを犯したり、重大なルール違反を犯すチョンボは比較的あるものの、海外ではそこまでありません。
特にフリテン行為は日本でチョンボとありますが、中国ルールにはそういった罰則は設定していないのです。

3:リーチなし

立直(リーチ)もありません。
リーチとは門前清(メンゼンチン、メンゼン、全く副露をしていない(鳴いていない)状態)のテンパイしている手配でリーチを宣言してアガることが条件の役です。
日本ルールではありですが、中国麻雀のルールでは設定されていません。

4:8点縛り< 8点縛りとは1~88点まである役を組み合わせて合計が8点以上あれば和了(あがること)できるルールです。 この上がるためのルールは、日本と海外で大きく違うポイントです。

5:「花牌」の存在

花牌は日本麻雀と中国麻雀との最大の違いです。
中国麻雀は、図柄に式が描かれた独特の牌を言います。
これによる独特の役が存在しているなど、日本人が中国麻雀をした際に最も動揺してしまうポイントです。

6:点数計算の違い

点数のつけ方も独特で、ツモ上がりなら全員からの上がり点+8点、一方、ロンアガリなら放銃者からの上がり点+8点、他2人から8点といった違いです。

以上のように独特の役や点数計算などで大きく異なります。
中国麻雀のルールでプレイする機会は意外に多いケースも見られます。
そのため、日本と海外の違いを最もよく感じることの多い海外ルールです。

日本と海外の違い:アメリカ麻雀との違い

アメリカ麻雀との違い
日本と海外の違いの違いとしてアメリカ麻雀(ヨーロッパも類似)との違いがあります。
アメリカ麻雀はもともと日本に伝わったり、世界に普及するきっかけになったりした背景を持つ麻雀スタイルです。
ただ、結論を言えば日本を含めたアジア圏とは
そんなアメリカ麻雀と日本の麻雀との違いとして主に次の点が挙げられます。

1:「ジョーカー牌」の存在

ジョーカー牌は全世界の麻雀の中でも異質なルールです。
これは、カードゲームのジョーカーと同じくオールマイティの役割をする牌が存在するということを意味します。

2:毎年変わる役

最も混とんとしているのが毎年変わる役です。
実はアメリカの麻雀連盟であるNational Mah Jongg Leagueが毎年ルールを変更しています。

最も衝撃的なのが、その年の年号が役になるというもので、「2024年」ならその年数を象徴する2、0、4の牌で役になるというルールです。
中国や日本などアジア圏からすれば異質なルールですが、欧米、特にアメリカ麻雀においては常識です。
なお、和了の際に掛け声として「マージャン!」と叫ぶ点も日本とアメリカとの違いといえます。

3:4面子1雀頭を目指さない

1~6枚が1面子になりうるため、4つの面子と一つの雀頭がそろった「四面子一雀頭」の形を目指さなくとも和了できる点も大きな違いでしょう。

4:チャールストンルール

このほか、チャールストンという他家との牌交換ができるユニークなルールを採用している点も違いです。
牌好感が行われることで、よりエキサイティングな対局を実現しています。

とにかく日本から見ると混とんとしていますが、アメリカ麻雀に慣れている人からすればアジア圏の元祖麻雀は縛りも多く異質に感じられる可能性もあります。

日本と海外の違い:台湾麻雀についても解説

台湾麻雀についても解説
最後に補足として台湾麻雀についても日本と海外の違いの話題として紹介しましょう。

1:手牌の構成

まず、手牌が異なります。
16枚の5面子1雀頭で構成されており、日本の場合、手牌は通常ツモした直後は14枚で、打牌後は13枚という構成では行われません。

2:リーチとドラなし

中国麻雀と同じくリーチやドラがないので、この点は本場中国に近いルールといえるでしょう。
むしろの日本の麻雀から徐々に発生したルールなので、ない方が自然といえます。

3:海底牌

海底牌の扱いも異なります。
海底牌とは、壁牌(ピーパイ) の最後の1枚を言い、日本では取る義務があるのに対し、台湾麻雀は取らない権利があるのも特徴です。

4:0台縛り

0台縛りも独特といえるでしょう。
台湾麻雀の場合、役がなくても上がれるようになっており、これは点ではなく台が単位になっていることによるものです。

全体的に中国麻雀に近いものの、独自の進化を遂げており、その点について言えば日本麻雀の進化に近いものがあるといえるでしょう。

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