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仮想通貨ライトコインについて解説

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仮想通貨ライトコインとは一体どのようなものなのか?

2008年にビットコインという概念が登場したことにより、仮想通貨の歴史が本格的にスタートしましたが、ライトコインはそのビットコインの次に歴史が深い、仮想通貨の世界において非常に重要なアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の事)の一つです。

2023年12月現在においては、約15000種類の仮想通貨の中で16番目の時価総額を誇り、その点からも非常に重要な仮想通貨の一つであるということが分かります。
この記事では、ライトコインとはどのような仮想通貨なのか、特徴、メリット、デメリット、今後の展望などについて解説していきたいと思います。

ライトコインの誕生理由

ライトコインの誕生理由
そもそもライトコインという仮想通貨は何故誕生したかというと、ビットコインが抱えるシステム上の課題であるスケーラビリティによる処理速度の低下、あるいはトランザクションに関する問題、そこから発生する送金遅延などの各種課題をクリアする為です。

ビットコインの取引量が増加した時に、10分に1回発生しているブロックチェーンへの書き込みが間に合わなくなり、取引や送金が遅延する場合がある点が当初から問題視されていましたが、ライトコインは「Segwit」と呼ばれるシステムを採用することにより、取引に伴う、署名データの情報の中の、署名の部分を別の領域に書き込むことを通して、ブロックチェーンへの書き込みの負担を軽減し、それらの問題を解決しています。

ライトコインのメリットについて

前項でも触れた部分になりますが、取引の処理速度が「Segwit」というシステムを活用している事から、非常に速い点が挙げられます。
そのスピードを具体的に説明すると、なんとビットコインの約4倍と言われており、その中身としては取引時のブロック生成から承認までの速度が、ビットコインの約10分に対して、ライトコインは約2分30秒と言われていますので、特に日常生活における少額決済時にも活用しやすいと言えます。

そして、更に日常生活での活用という点を促進させる為、ライトコインは、ビットコインの2100万枚の4倍の量にあたる8400万枚発行されており、より市場の細かい部分にまで行き渡り、日常的に活用しやすい状況であるという点もメリットの一つであると言えます。

また、ライトコインは非中央集権的なネットワーク構造を持つ仮想通貨でありますが、その取引の透明性を保持する為に、「Pow(Ploof-of-Work)」と呼ばれる仕組みを導入している為、取引記録の改ざんなどの不正行為を行うことが極めて難しく、セキュリティ面で非常に優れている点も、大きなメリットであると言えるのではないでしょうか。

更に、トランザクション(取引承認時間)の速度を上げるために、ライトニングネットワークという、取引をスムーズに進めるシステムを導入している点も、ライトコインを語る上で外すことができない要素であると言えます。

ライトコインのデメリットについて

取引をより円滑にする為のシステムが導入されている、等の背景を持つ為、少額決済にも使用しやすい仮想通貨である点や、セキュリティ面が堅牢であるというメリットの面について触れてまいりましたが、ここからはライトコインのデメリットの面についても触れていきたいと思います。
それは大手取引所で取り扱いを中止された経歴を持つという点です。

その大きなものとして、韓国の大手取引所であるUpbit、Bithumb、Coinone、Korbitは、2022年6月にライトコインの上場を廃止した出来事が挙げられます。
その理由としては、FATF(マネーロンダリングに関する金融活動作業部会)における「トラベル・ルール」、AML規制に準拠する為であり、ライトコインを含めたいくつかの仮想通貨の上場廃止を決定したことは、当時の仮想通貨界隈のニュースとして大きく取り上げられました。
この判断は、ライトコインに実装された取引の機密性を高くするプライバシー機能「MinbleWinble Extention Block(ミンブルウィンブル拡張ブロック)」を実装したことに起因していますが、ライトコインの価値に大きな影響を与えたネガティブな出来事の一つとして知られています。

またライトコインをより良い仮想通貨にする為の開発が、他の上位銘柄と比較してあまり積極的に行われていない点もネガティブに捉えられています。
仮想通貨は約15000種類程度あると言われており、今現在も開発が進んでいる市場であり、変化の激しい環境ですので、新たな可能性を模索する動きが少ないライトコインは、価値上昇に期待が持ちにくい銘柄として認知されている側面は、否定できない事実です。

ライトコインの今後の展望について

とは言え、2023年も含めて、ライトコインの価値は総合的に上昇を続けると見込まれています。
AI仮想通貨価格予想サイトであるbitcoinwisdomでは、ライトコインの最高価格が2031年までに926.64ドルまで上昇すると予想結果を出しました。

ここ数年では、世界最大のポルノ動画サイトであるPornhub(ポルノハブ)において、プレミアムサービスの決済手段として、ビットコインと共に、ライトコインを採用するようになった点は、ライトコインの価値を更に高める結果となりました。
Pornhub(ポルノハブ)は世界各国から一日に1億3000万人以上の訪問がある、巨大なサイトである為、そのサービスに深く関わる決済手段の一つとして取り入れられる点は、非常にポジティブなニュースと言えるでしょう。

また2022年には世界的ブランドであるグッチが、決済手段としてライトコインを採用したことがニュースとなっていましたが、この点も明るい将来を象徴した出来事として捉えることができるのではないでしょうか。
この様に、ビットコインよりも決済時の実用性が高い側面がより多くの企業に認められ、その決済手段として使用される機会が増えることによって、ライトコインの価値が段々と高まる結果となるでしょう。

ライトコインの保有方法について

ライトコインの保有方法について
メリット、デメリット両面を併せ持つライトコインですが、総合的に見て将来性がある仮想通貨の一つであると言えます。
そんなライトコインですが、幾つかの保有方法があります。

ウェブウォレット

一つはライトコインを管理するウォレットのサイトで管理するウェブウォレットという手段で、運営者がいるプラットフォーム上で管理されているウォレット内で保有する方法で、サイトにログインするだけで、ライトコインを使用することができますので、利便性に優れています。
しかし、オンライン上での管理となりますので、ハッキング等の不正行為からライトコインが盗難される危険性がある方法でもあります。

デスクトップウォレット

もう一つの方法としてはデスクトップウォレットと呼ばれる手段についてです。
これはパソコン上にアプリケーションをダウンロードして、ライトコインをそこで管理する方法です。
オフラインで保有できる為、ウェブで管理するよりも非常にセキュリティが高い状態で管理できる点がメリットですが、利便性という点ではウェブウォレットよりも劣っていると言わざるを得ません。
またモバイルウォレットと呼ばれる方法もありますが、主にスマートフォンにアプリをダウンロードして、秘密鍵を保持するタイプのウォレット形式です。

ただしスマートフォンが破損したり、何らかの理由で使用できなくなった場合、ライトコインを永遠に失ってしまうリスクがある点に注意が必要です。
更に、ハードウェアウォレットと呼ばれる手段もあり、これはUSBなどの外部接続の端末に保存する方法で、パソコンから完全に切り離して、コールドウォレット化することができ、最も高い堅牢性をもって保管する事ができます。
最後に紙にアドレス、秘密鍵を印刷して保管する方法がありますが、これも紙が紛失、劣化した場合に損失するリスクがある点に注意が必要です。

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