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バイナンスコインとは?特徴や日本で購入するための手段について解説

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主要な仮想通貨は時価総額が高いという特徴があります。
その特徴に合致するのがバイナンスコイン(BNB)です。

しかし、ライトコインやビットコインキャッシュに比べると時価総額で勝っていても知名度の低い一面があるのも事実です。
そこで今回は、バイナンスコインとはどのような暗号資産で、その特徴は何かを解説し、日本から購入するための手段についても紹介します。

そもそもバイナンスコイン(BNB)とはなにか

そもそもバイナンスコインとはなにか
バイナンスコイン(BNB)とは、一言で言えば世界最大手取引所の一つである香港の海外取引所Binance(バイナンス)が発行している暗号資産です。
現実世界で決済手段として利用できないものの、バイナンスが提供しているバイナンス・スマート・チェーン(BSC)上で利用できます。
このバイナンスコインは次のような特徴があります。

仮想通貨取引所が立ち上げた暗号資産

バイナンスコインは仮想通貨取引所のバイナンスが立ち上げた暗号資産です。
多くは企業であったり、有志が集まったりといった形で暗号資産が立ち上げられるものの、バイナンスコインは仮想通貨取引所が立ち上げているという点で特徴的と言えます。

また、バイナンスが展開するプラットフォーム、バイナンス・スマート・チェーン(BSC)上で利用できるという特徴を持ちます。
このプラットフォーム上には多くのDApps(分散型アプリケーション)やDeFi(分散型金融)の開発が行われており、その決済手段としてバイナンスコインが用いられているのです。
バイナンス・スマート・チェーンの代表的なサービスとして次のものが挙げられます。

・パンケーキスワップ(PancakeSwap):口座開設不要のDEX(分散型取引所)
・エイプスワップ(ApeSwap):ある一定の条件で自動的に取引が実行されるスマートコントラクトを利用した分散型取引所(DEX)

このように今は気軽に個人間の仮想通貨取引ができるサービスを利用できるようになっています。
なお、これらのサービスを利用する際には、手数料としてバイナンスコインが必要です。

バイナンスがお得に利用できる

大手の仮想通貨取引所のバイナンスがお得に利用できます。
具体的にはバイナンスで取引手数料の支払いに利用することで手数料が通常0.1%から0.05%(最大)になります。
つまり、手数料が半額になることもあり得るのです。

また、バイナンスコインはバイナンスに上場されている暗号資産と両替(コンバート)できるため、使い勝手の良さも特徴です。
少額のマイナーなコインをバイナンスコインへ両替して資産を退避させるのにも利用できます。
加えて、この両替も通常手数料が発生するのに対し、バイナンスコインにする場合手数料は発生しません。

一定数焼却される

バイナンスコインは価値を維持するアクションも行われています。
それが焼却(バーン)と呼ばれる行為です。

焼却とは、仮想通貨の運営者(この場合はバイナンス取引所)が保有している仮想通貨の一部を処分することで仮想通貨の希少性を維持し、価値を下落させないことを言います。
バイナンスコインは、既に全2億枚を発行済みなので、このような形で焼却され、価値が維持されているのです。
しかも取引ユーザーが増えるほど焼却量も増えるのでコインの価値が下がることはありません。

なお、バイナンスは上限の半数である1億枚になるまで定期的な焼却を行うとしています。

バイナンスコインではこのような特徴を持っており、その取引量は急激に増えたことから、リップル(XRP)を超える時価総額です。
ここまで人気となった背景には今紹介した特徴によるものといえるでしょう。

バイナンスコイン(BNB)は日本国内で購入できる?

バイナンスコインは日本国内で購入できる?
時価総額でトップ5に入る人気の暗号資産となったバイナンスコインは結論を言えば購入できる場所はバイナンスの日本法人であるバイナンスジャパンのみです。

現地のバイナンスは、日本の金融庁から監督を受けていないため、2023年11月30日に利用を停止し、日本人が利用できなくなっています。
そのため、現地のバイナンスではバイナンスコインが購入できなくなりました。

しかし、バイナンスではそれを見越して2023年8月から日本法人のBinance Japan株式会社(関東財務局長 第00031号)を立ち上げてサービスを提供しています。
そこではバイナンスコイン(BNB)を取り扱っているため、日本でもバイナンスコインが購入できます。

ただ、日本法人のバイナンス以外の国内取引所ではバイナンスコインを取り扱っていません。
そのため、バイナンスコインを購入したい場合は、バイナンスに口座を作り、その上で販売所からバイナンスコイン(BNB)を購入する必要があります。
次の項目では国内でほとんど唯一バイナンスコイン(BNB)を取り扱っているバイナンスジャパンについて解説しましょう。

バイナンスコインを取り扱っているバイナンスジャパンの紹介

バイナンスコインを取り扱っているバイナンスジャパンは、2023年8月からサービスを提供しています。
実は一から立ち上げた法人ではなく、2022年11月に大阪の国内取引所であるサクラエクスチェンジを買収する形で日本国内向けの取引所を立ち上げます。
このノウハウ取得によって日本での仮想通貨ビジネスや事務手続きをスムーズにしました。
ただし、もともとサクラエクスチェンジが保有していた免許(近畿財務局長 第00003号)から変更し、新規に取得しています。

バイナンスジャパンの特徴は、国内トップクラスの取り扱い通貨です。
かつてはコインチェックが国内取引所でトップでしたが、それを優に超える取り扱い通貨数を誇ります。
具体的には次のような51通貨を取り扱っています。

BNB(ビルドアンドビルド)※金融庁への申請名:バイナンスコインのこと/BTC(ビットコイン)/ETH(イーサリアム)、
XRP(リップル)/BCH(ビットコインキャッシュ)/LTC(ライトコイン)/ETC(イーサリアムクラシック)/
XEM(ネム)/MONA(モナコイン)/ADA(カルダノ)/XYM(シンボル)/COT(コスプレトークン)/FLR(フレア)/
DOT(ポルカドット)/BAT(ベーシックアテンショントークン)/ENJ(エンジンコイン)/
IOST(アイオーエスティー)/MKR(メイカー)/QTUM(クアンタム)/XLM(ステラルーメン)/XTZ(テゾス)/
MATIC(ポリゴン)/SAND(ザ・サンドボックス)/DAI(ダイ)/ALGO(アルゴランド)/ASTR(アスター)/
ATOM(コスモス)/AVAX(アバランチ)/AXS(アクシーインフィニティ)/CHZ(チリーズ)/
DOGE(ドージコイン)/JASMY(ジャスミー)/LINK(チェーンリンク)/ONT(オントロジー)/SHIB(シバイヌ)/
SOL(ソラナ)/TRX(トロン)/ZIL(ジリカ)/LSK(リスク)/APE(エイプコイン)/RNDR(レンダートークン)/
GALA(ガラ)/MANA(ディセントラランド)/IMX(イミュータブル・エックス)/GRT(グラフ)/
HBAR(ヘデラ・ハッシュグラフ)/KLAY(クレイトン)/EOS(イオス)/OP(オプティミズム)/
ARB(アービトラム)/NEAR(ニア・プロトコル)

日本ではこれまで取り扱いのなかったマイナーなコインも取り扱っており、取引所の開設当初から多くのユーザーが現地のバイナンスから乗り換えを行いました。

このように魅力的な国内取引所としてスタートしたバイナンスジャパンでは、日本でもバイナンスコインの流通を積極的に推進しています。

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