初めまして、「オンラインカジノtips」ライターの一色だ。 今月からコラムやプレイ記事を書かせてもらうことになった。
俺のプレイ日記や考察記事などがどれだけオンラインカジノプレイヤーにヒットするかは分からないが、やるからには全てのオンカジプレイヤーに刺さるような記事を書きたいと願っている。 是非よろしくお願いします。
さて、最初に扱うのは「攻略法検証シリーズ」だ。
オンラインカジノには様々な「攻略法」や「必勝法」と呼ばれるベット方法や資金管理方法があるが、果たしてどのシステムが最もプレイヤーに適しているのか?
これを徹底的に検証していくのが「攻略法検証シリーズ」である。
第1回となる今回は、一番有名な「マーチンゲール法」について検証していくことにする。
【マーチンゲール法とは?】
「マーチンゲール法」とは、『負けたら賭け金を倍にして当たるまで続ける』という、とてもシンプルなベッティングシステムだ。 詳しい説明はこちらの記事を参考にしてほしい。
マーチンゲール法の最も良い所は、極限までリスクを減らして戦える所だ。 資金が底をつく、もしくは損切りラインを突破するまでに1回でも勝てれば必ず利益が出る、その圧倒的な守備力の高さは他の攻略法では有り得ない。 連勝する必要もなく、利益が出る可能性は極めて高い。
その代償として、失敗した時は全損のリスクがあり、また連勝しても利益は最小限になる、と言うデメリットもある。
「攻略法」と銘打った方法としてはかなり簡単なものであるため、「安直」というイメージを持つ人もいるかもしれない。
また、オンラインサロンなどで詐欺をするときによく使われる手法でもあり、最近はマーチンゲール法に対する風当たりが強くなっているようだ。
「マーチンゲール法はダメ、これからは○○法の時代!」
と、別の攻略法のダシにされることもある始末だ。
実際、マーチンゲール法は善なのか、それとも悪なのだろうか?
ということで、ここからは検証に入る。実際にマーチンゲール法で遊んでみて、メリットとデメリットをプレイヤー目線から考えてみることにしよう。
【マーチンゲール法の検証方法】
今回はマーチンゲール法の一つ、「5マーチン」を使って検証を行うことにする。 「5マーチン」とは、簡単に言えば「6連敗したら終了」のマーチンゲール法だ。
①バカラで1ドルをプレイヤーにベットし、勝利すれば+1ドルを獲得してまた1ドルをベットする。
②1ドルで負けた場合2倍の2ドルをベットする。それでも負ければ4ドルベット…と、連敗するたびにベット額を2倍にしていく(タイ/引き分けは同額をベット)。
③そして勝つまでベットを行う。どんな時でも勝利時はそれまでの負け額を帳消しにして1ドル獲得している。勝利すればマーチンゲールの1セットは成功し、①に戻り1ドルからリスタートする。
④ただし、(タイはカウントせず)6連敗してしまった場合はその時点で「損切り」を行って検証終了とする。今回、6連敗目にベットしている金額は32ドルなので、32ドル勝負で負けた時に損切りを行う。
⑤損切りを行わず、「30回勝利する($30を獲得する)」条件を達成した場合も検証終了とする。
以上のような流れで検証を行う。ちなみに、10回勝利したらバカラテーブルを変更する。そのため損切りしなければ3テーブルで勝負を行うことになる。
なお、今回の舞台はベラジョンカジノである。日本人プレイヤー人気No.1のオンラインカジノにマーチンゲール法は通用するのだろうか?
①Baccarat(NetEnt)
最初の10戦はネットエントのバカラ。 スタート金額は63ドル。これは5マーチンを行った時の合計金額(1ドル+2ドル+4ドル+8ドル+16ドル+32ドル)にあたるので、自動的に5マーチンが失敗したらスタート金額は全部失うと言うことになる。頼むぞ!
バンカーは当たっても1.95倍なので、必ずプレイヤーにベットする。 プレイヤーが負けたら…
プレイヤーにベット額を倍賭け。
勝ったところでベット額を1ドルに戻す。簡単なベッティングシステムだ。 しかもネットエントのバカラは、下にある「2x」と言うボタンを押すだけで賭け金が2倍されるのでとっても楽だ。 マーチンゲールのような倍賭け法が多くのプレイヤーに愛されている証拠でもある。
少し忘れやすいのが、「引き分けた時は同額をベットする」と言うことだ。 間違えて2倍にしないように気をつけたい。
7戦目。 9・9・8と相手の圧倒的な力で4連敗を喫してしまった。
4連敗後なので16ドルをベットする。 常に勝利しても1ドルしか利益がないが、(案外サクッと来る)4連敗で既に16ドルをベットするとなると心理的ダメージが大きいように思う。
なんとか相手の5を7でかわして勝利。 よしよし。
最後に5連勝を決め、10ドルプラスが出たところで第1セットは終了。
4連敗こそあったが、それ以外の部分はあまり支障もなく10ドルを獲得できた。 ちなみに戦績は10勝13敗2分、フラットベットではマイナスだったにもかかわらず利益が載せられたのは、もちろんマーチンゲール法のおかげだろう。
②MINI BACCARAT(Play’n’Go)
続いてはプレインゴーのミニバカラである。 プレインゴーといえば『ムーンプリンセス』『ゴールデンチケット』といった定番スロットゲームが有名だが、もちろんテーブルゲームも用意されている。 過去の戦績が簡単にわかるビーズロードもあり、とても親切設計と言えよう。
開幕4連勝を決め一気に流れが来る!
…しかしこれ、さっきの5連勝を含めると9連勝となるな。 例えば「パーレー法」なら9連勝すれば511ドルの利益になるが、マーチンゲールだと9ドル。 連勝の時にもそこまで配当が手に入らないのはマーチンのデメリットと言えるだろう。
さて、$8をベットして迎えた勝負もナチュラル8で負けて4連敗。 できるなら次の時点で勝っておきたいが…
なんと16ドルベットでも負けてしまった! もう後が無い…
ミニバカラでは賭け金を2倍にするボタンがないので、32ドルをきっちりベットする。 ここで負けると検証終了! 頼むぞ…
ナチュラル9!
無事64ドルを獲得。 5連敗していても1勝さえすれば必ず利益が出るのがマーチンゲールの特徴だ。成功率は他の攻略法に比べると圧倒的に高い。
通算24回目の勝負で10勝を達成し、第2セットもなんとか10ドルの利益を達成した。せっかくなので、この第2セットの24戦をまとめた表をご覧いただこう。
回数 | 開始時 | 賭け金 | 勝敗 | 終了時 |
---|---|---|---|---|
1 | $73 | $1 | 勝ち | $74 |
2 | $74 | $1 | 勝ち | $75 |
3 | $75 | $1 | 勝ち | $76 |
4 | $76 | $1 | 勝ち | $77 |
5 | $77 | $1 | タイ | $77 |
6 | $77 | $1 | タイ | $77 |
7 | $77 | $1 | 負け | $76 |
8 | $76 | $2 | 勝ち | $78 |
9 | $78 | $1 | 負け | $77 |
10 | $77 | $2 | 負け | $75 |
11 | $75 | $4 | 負け | $71 |
12 | $71 | $8 | 負け | $63 |
13 | $63 | $16 | 負け | $47 |
14 | $47 | $32 | 勝ち | $79 |
15 | $79 | $1 | 負け | $78 |
16 | $78 | $2 | 負け | $76 |
17 | $76 | $4 | 負け | $72 |
18 | $72 | $8 | タイ | $72 |
19 | $72 | $8 | 勝ち | $80 |
20 | $80 | $1 | タイ | $80 |
21 | $80 | $1 | 負け | $79 |
22 | $79 | $2 | 勝ち | $81 |
23 | $81 | $1 | 勝ち | $82 |
24 | $82 | $1 | 勝ち | $83 |
ピンチはあったが、なんとか6連敗を阻止し、10ドルの利益を確保できた。 対戦成績は10勝10敗4分、こちらもフラットベットであればトントンの展開ながらも利益を獲得できた。
③Japanese Speed Baccarat(Evolution Gaming)
ここまでライブカジノ以外のテーブルゲームで勝負してきたので、せっかくなのでライブバカラも試してみよう。
業界最大手・Evolution Gamingの『ジャパニーズスピードバカラ』。
一撃50,000ドルがベットできるテーブルではあるが、着実に1ドルを稼いでいきたい。
テーブルバカラよりとても詳しい過去の情報が載っているし、賭け金を倍にできる「ダブル」も備わっているのでかなり遊びやすい。
と勝負を挑むも、ガンガンプレイヤーが連戦連勝していく。 気持ちいいほどだ。
結局、16戦行ってなんと10勝3敗3分! 驚異的なスピードで10ドルを獲得した。
第3セットも成功し、30ドルの利益が出たので実戦終了とする。
【検証を終えて】
~マーチンゲール法のメリットとデメリットを改めて考える~
結果的に30ドルを獲得して成功裏に終わったマーチンゲール法だが、プレイヤー視点で感じたメリットやデメリットを見ていこうと思う。
◎安心感が段違い
流石に5連敗した時は焦ったが、1~3連敗くらいでは全くビビらなかった。
「次勝てればOK」という信頼が大きい。
◎利益の増えるスピードが速い
マーチンゲール法は勝利すれば必ず利益が出る。
どのような状況が続いても必ず「勝ち」のタイミングで1ドル入ってくるので、思っていたより増えるスピードが早かった。
△常に全てを失うリスクがある
マーチンゲール法は「決まった連敗数に達したら全てを失う」という条件が常につきまとう。
特に5連敗した時は、心理的なプレッシャーを強く感じた。
△ピンチを切り抜けても、連勝しても利益は1ドル
何連敗もした後になんとか勝利した場合でも、プラスになる分は必ず最初のベット額(今回は1ドル)である。
他の攻略法に比べて損な気持ちになりやすい。
【最後に】
~マーチンゲール法は有効な攻略法なのか?~
マーチンゲール法は負けたら全てを失うと言う条件の元、極限まで成功率を高めた攻略法である。 そのため、とにかく勝率第一!というスタンスのプレイヤーには重宝するだろう。
ただ、どんな状況でも利益は最小限なので、連勝した時に爆発力のある配当が欲しい! と言うプレイヤーは「パーレー法」など他の攻略法をおすすめする。
また、今回はベット額を1ドルスタートにしたが、最初のベット額を増やせば時間当たりの利益も増えていくので、ぜひアレンジして使ってみて欲しい。
「攻略法検証シリーズ」は、このように実際に攻略法を使ってみて、プレイヤー目線のメリットとデメリットを検証していく。 有名なベッティングシステムから難易度の高い資金管理まで幅広く取り扱うので、是非参考にしていただきたい。
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