ブックメーカーは違法？合法？
- ブックメーカーBeginner
今やスポーツベッティングの市場は拡大の一途を辿っており、それに伴い様々なブックメーカーサービスが存在しています。
我が日本においてもブックメーカーを利用している人が多くなっているとされていますが、果たして日本においてブックメーカーはどの様な扱いなのでしょうか。
この記事ではブックメーカーは違法なのか、あるいは合法なのかについて、様々な観点から解説していきますので、是非参考にしてみて下さい。
結論：合法ではないが摘発事例はなくグレーゾーン扱い
まず結論からいうと、日本国内からブックメーカーを利用するのは合法とは言えません。
ただ、2024年現在では日本からの海外のブックメーカーサービスを利用して摘発された事例は存在しません。
基本的に、日本からネット回線を利用して海外のブックメーカーを利用する者を裁く法律が存在しないという点と、利用者があまりに多すぎて摘発する事ができない状況である、という点により、グレーゾーンな存在となっていると考えられます。
近年オンラインギャンブルの利用は違法であると、警察庁などから再三に渡り告知はされていますが、実際にブックメーカーとは異なる、海外のオンラインギャンブルを利用したユーザーが逮捕された後に、裁判まで持っていった場合に不起訴処分となる場合が多く、法務・検察側からすると未だに裁く法律がないグレーゾーンな存在として認識されているというのが現実です。
海外で正式に認可されているブックメーカーに違法性はない
基本的にブックメーカーは海外においては正式なライセンスを取得しており、政府に認可された合法的なサービスとして知られています。
中にはライセンス未取得の違法ブックメーカーも存在していますが、国家に正式に認可されたライセンスを取得していれば、それはその国に正式に認可された安全なサービスであると言えます。
下記に主なライセンスを掲載しますので参考にされて下さい。
ライセンス一覧
ジブラルタル政府発行のライセンス
マン島ライセンス
MGAライセンス
カナワケライセンス
キュラソーライセンス
マルタ共和国ライセンス
イギリス（UK）ライセンス
上記が特に安全なものとして知られています。
海外在住の日本人であれば全く問題ない
ブックメーカーは合法か違法かという問題は、あくまで日本国内からネット回線を利用して海外のブックメーカーを利用した場合を対象にしており、海外在住の日本人であれば、住んでいる国の法律によってブックメーカーが違法とされていない限り、全く問題はありません。
日本国内においてスポーツベットを合法化する動き
実は日本国内においてスポーツベットを合法化する動きがあります。
その理由としては、ブックメーカー利用を取り締まるのが現状難しいにも関わらず、利用者が増加している為、国内の資金が海外に大量に流出している点が挙げられます。
海外に資金が流出するくらいなら、いっそ日本国内でブックメーカーサービスを立ち上げた方が海外への資金流出が防げるのではないか、という発想から、その様な動きになっている様です。
実際経産省においては、スポーツベットを合法化することを通して、日本国内におけるスポーツ振興に役立てようという動きが実際に出ており、政府としてもその点について検討する事は非常に有益であるという見解が示されています。
実際に、以前は禁止されていた国、例としてはアメリカ合衆国では、州ごとに解禁されている所も増加しており、その影響からスポーツ自体に関心が無かった層を、実質的にファン化することに成功しており、スポーツ市場による経済循環が促進している例もあります。
イギリスにおいては古くからブックメーカーを認可している関係で、海外サッカーなどが発展してきているのは紛れもない事実なのです。
オンラインカジノとは異なる風向きである
去年の山口県で発生した誤送金事件や、最近も発生したyoutuberの事件により「オンラインカジノ」に関して、実際に取り締まられた事例が発生した関係でオンラインカジノ＝違法というイメージが定着しており、今後も法整備により、取り締まる環境が整ってくのは時間の問題と言えます。
しかし、ブックメーカーは諸外国において正式に認可される流れとなっている為、今現在日本国においては、オンラインカジノと同じくグレーゾーン扱いとなっていますが、その風向きは全く異なります。
実際にブックメーカー利用者の中で、逮捕者が1人も出ていないのがその証拠であり、当局としても触れることが難しい事案であるとされているのでしょう。
その国において完全に違法となるとアクセス不可となる
海外のブックメーカーにおいては、ブックメーカーを違法とする国からのアクセスは拒否しなければならないというルールが存在します。
2024年現在、日本においてはグレーゾーン扱いなので、海外のブックメーカーへアクセスする事が可能なのです。
今後、日本国内において国により正式に認可されたブックメーカーサービスが成立し、海外ブックメーカーへの賭けが違法と明確に定義されれば、アクセスが出来なくなるかも知れませんが、現在アクセス可能であるという事は、ブックメーカーへの賭けはグレーゾーンであるという証左の一つであると言えます。
まとめ
2024年現在において、日本からネット回線を利用して海外のブックメーカーへの賭けを行うのは合法ではありませんが、取り締まる法律が存在しないという事と、ブックメーカー合法化の動きもあり、その利用については追い風すら吹いている状況と言えます。
今後、スポーツベッティングの市場はさらに拡大する事が予想され、友好国の一つであるアメリカ合衆国においても合法化の動きが加速している状況の中で、本格的に経済省が検討を始めている今、日本においても合法化の動きが進むのは、ほぼ間違いないと考えられます。
もし合法化した場合は、海外ブックメーカーへのアクセスはできなくなるかも知れませんが、ブックメーカーを利用してのスポーツベッティングには明るい未来が待っていると言えるでしょう。